フリークライミングとは?

高梁川流域は、石灰岩のフリークライミングのエリアとして日本で最も質の高いフィールドといっても過言ではありません。

高梁川流域で行なわれているクライミングは、すべて「フリークライミング」です。
クライミング初心者の人、さらに「一体岩登りの何が楽しくて遠くからわざわざ来るのか?」と思われている地域のみなさまにも、フリークライミングとは一体どういったものなのかを、わかりやすく簡単に説明させていただきます。


★フリークライミングは、自らの体のみを使って登るクライミング

フリークライミングとロッククライミングの違い

「フリークライミングって、ロッククライミングとどう違うの?」よく受ける質問です。
簡単に説明しますと、フリークライミングとはロッククライミング(岩登り)の一形態です
自らの体のみを使って、人工的な手段(岩に打ち付けた支点を掴んで登るなど)を一切排除して岩を登る行為をフリークライミング(日本語では自由登攀)と呼びます。
もちろん、安全確保のための道具に関しては積極的に使用します(当然、命綱はつけます!)。
対して、人工的な手段を駆使して岩を登る行為は「エイドクライミング(人工登攀)」と呼びます。
例えば、『サッカー<球技』、『フリークライミング<ロッククライミング』みたいな関係と説明すれば、理解してもらえるのではないでしょうか。

フリークライミングのフィールド

フリークライミングは自然(天然)の岩場、及び人工壁(クライミングウォール)で行なわれます。
人工壁にはクライミング専用のジムや公共の体育館など、さまざまなタイプの専用施設のほか、公園の中、スポーツジムの一角、学校の校庭など、今やあらゆる場所に人工壁は設置されています。

一方、自然の岩場も全国各地にありますが、もちろん高梁川流域のクライミングエリアも自然の岩場です。自然の岩場には人工壁では再現できないような手がかり、足がかりが出てきます。当然、動きも人工壁と比べて立体的かつ多彩なものとなり、一度その魅力にとりつかれると、毎週でも登りに行きたくなるのです。
人工壁よりも「自然の岩場が目標」となるクライマーは多いようです。

フリークライミングはスポーツ性が高い

ロッククライミングはその昔、山岳地帯の大岩壁が対象でした。ヘルメットをかぶって壁に「カーンカーン」と打ち付けて登るあれですね。
エイドクライミングとフリークライミングの両方の技術を駆使して大岩壁に立ち向かい、山の頂上を目指します。

このような冒険的要素が強い山岳地帯でのロッククライミングと比較して、近郊の比較的小さな岩場を対象とするフリークライミングは、山岳地帯でのロッククライミングから「危険因子」を取り除き、高強度な道具(命綱等)を使用することで安全性を確保し、よりスポーツ性を高めたクライミングだといえます。
近年そのスポーツ性が注目され、各地でフリークライミングの競技会が盛んに行なわれていて、国体の競技にもなっています。
世界的にみても欧米を中心にクライミング競技は盛んで、オリンピックの種目になる日もそう遠い話でないかもしれません(実際トリノ五輪では、クライミングのデモ競技が行なわれたようです。国内でもすでにJOCが強化種目として取り入れています)。

フリークライミングには、「ルート(ロープ)クライミング」と「ボルダリング」という大きく分けて二つのジャンルがあります。ルート(ロープ)クライミングは、高さ10m~30mの壁をロープ(命綱)での確保を受けて登り(確保者と二人一組)、それに対してボルダリングは、飛び降りられる高さまでの数メートルの岩をロープによる確保なしで登ります。概ね前者は持久力が要求され、後者は瞬発力が必要です。

日本では類のない石灰岩の岩場

高梁川流域の石灰岩の岩場では、主にルート(ロープ)クライミングが行われています。
石灰岩は水の浸食を受けやすいため、岩面の形状が複雑でオーバーハングも形成されやすく、手がかり足がかり(ホールドスタンスと呼びます)が非常に多彩で、スポーツ性に富んだクライミングが実践できます。
現在、ルート(ロープ)クライミングにおいて石灰岩は一番人気がある岩質で、中でも高梁川流域の石灰岩地帯は非常に岩のクォリティーが高く、石灰岩のエリアとしては日本でも最高のクライミングエリアといっても過言ではありません。

フリークライミングの危険性

フリークライミングは、山岳地帯をフィールドとする従来からのクライミングと比較して、安全なクライミングだと言われています。しかし、それは山岳地帯でのクライミングと比較した場合の話で、フリークライミングにも他のアウトドアスポーツ同様多くの危険は存在します。

このスポーツは登山、サーフィンなどの他のアウトドアスポーツと同じで、原則的にクライマーが自己の判断で全責任を負って行ないます。
クライマーが自己責任のもと正しい技術を身につけ、高強度な道具を使うことによりほとんどの危険は回避できるシステムになっていますが、不測の事態に備えて日頃からの安全対策に努め、また、他者に対して迷惑をかけないためにも山岳保険へ加入するなどして、安全クライミングを実践しなければなりません。

フリークライミングの魅力

フリークライミングの魅力を、一言で説明するのはなかなか難しいことですが、「自然とじかに触れ合い、その中で思いっきり体を動かし達成感を味わう」に要約されるのではないでしょうか。

実際に登ってもらえれば、フリークライミングの魅力を分かってもらえると思います。このページを読んでフリークライミングに興味をもたれた方は、フリークライミングはじめませんか!を一読ください。

* フリークライミングはじめませんか!

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