ニューエリアに登りに行かれていた方からの情報です。
水の泡、下部のボルダーでクライミング中に落石がありました。
落石はかなりのサイズの岩が剥離し、クライマーは落石ではない岩に足を強打し数針縫う怪我を負ったそうです。(ケース1)
なお、このケースの前にも、同じ水の泡でビレイヤーを巻き込んだフォールがあったそうです。(ケース2)
ケース1
クライマーはプリクリップした上で下部ボルダーからスタート。
かなりのサイズの岩が剥離。
クライマーは足を強打し数針縫う怪我を負う。
ケース2
クライマーはプリクリップせず下部ボルダーからスタート。
ビレイヤーはセルフビレイを取っていなかった。
ビレイポイントは斜面。
クライマーが1クリップもしない状態でフォールしビレイヤーを巻き込んで斜面を転がった。
幸い大きな怪我はないとの事。
※水の泡は初登時プリクリップのゴボウで1ピン目から登られているは取付に木があって、そこから1ピン目に乗り移りクリップしてスタートする課題でした。
雨量が多いこの季節は落石等が多くなる時期で、コンディション的にも予期せぬフォールが起きやすくなります。
なお、ニューエリアの一部ルートでは下部が脆い所がありますので、より注意が必要です。
また、ビレイポイントが斜めな場所など、ビレイヤーは積極的にセルフビレイをとるように心がけましょう。
今回幸いにもクライマーは自力で下山でき、レスキューが出動するような大事に至ってはいませんが、医療機関に極力負担をかけないよう、よく注意して岩場を利用頂くようにお願い致します。
TCnet事務局