備中の岩場・エリアガイド

岡山県高梁市とその周辺に点在する石灰岩のクライミングエリアは、総称して「備中の岩場」と呼ばれています。 高梁市成羽町「羽山エリア」から、同備中町、川上町をまたいで、井原市芳井町の「白滝の岩場」までには大小25のクライミングエリアが点在し、特に備中町用瀬の「用瀬クライミング広場」周辺にエリアがまとまっています。

総ルート数300本以上、5.13以上の高難度ルートも多数君臨する備中の岩場は、石灰岩のクライミングエリアとしては名実ともに日本屈指のクライミングエリアといってもいいでしょう。

備中の岩場が開拓されたのは80年代後半、まず「岡山エリア」が地元岡山のクライマーによって拓かれ、時を同じくして東京のクライマーも用瀬周辺の開拓に着手、「2ルンゼ」「じゃろう岩」などが拓かれました。
その後も「川エリア」「権現」「ニューエリア」「羽山」とクォリティーの高いエリアが拓かれ、最近では、TCNet代表・地元備中在住の杉田氏が開拓を続けています。

羽山渓谷「棲竜門 5.13c/d」 【主なエリア】
・岡山エリア ・キャンプサイド ・1ルンゼ ・2ルンゼ ・奥の院 ・じゃろう岩 ・ニューエリア ・長屋坂 ・杉田ロック(ウエスタンロック) ・天空の城(センターロック) ・森脇ロック(イースタンロック) ・川エリア ・レイクビュー ・リバーパーク ・カワセミ(クライミング自粛) ・権現 ・白滝(未発表) ・原滝山 ・羽山 ・羽山岩搭 ・天龍 ・三面鏡 ・デッケン(クライミング自粛) ・勝山

【季節】
通年。夏は、染みだしがなければ「川エリア」「権現」「勝山」などが比較的涼しく、冬場は、日当たりの良い「ニューエリア」「杉田ロック」「じゃろう岩」などがよく登られています。写真は羽山「棲竜門 5.13c/d」

用瀬小屋の位置

用瀬小屋(備中)までのアクセス

用瀬小屋へは、岡山自動車道賀陽ICより高梁、国道313号線成羽経由で30分。中国自動車道北房ICより車40分。山陽自動車道福山東ICより、国道313号線井原経由で約50分。
どの経路についても、最終的には国道313号線から県道33号線に入ります。
県道33号線に入ると、すぐに「用瀬クライミング広場」の標識があるので、これに従い右折、青い橋を渡ります。橋を渡って左折、そのまま成羽川左岸沿いの道(狭い舗装道路、地元の車が優先です。地元の人に出会ったら挨拶をしましょう)を直進すれば用瀬小屋です。
JR伯備線高梁駅より坂本、西油野、平川行きバスで(30分)用瀬橋下車徒歩10分。(備北バス高梁営業所 0866-22-2081)

用瀬小屋住所:高梁市備中町志藤用瀬946-1
* 用瀬クライミング広場条例

* 備中おすすめルート(pdf)
* エリアの位置関係は、高梁川エリアマップを参照ください。
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* 用瀬クライミング広場条例