関西岩場環境整備ネット(KINet)により4月21日(日)に行われる予定でした
兵庫県神戸市北区の不動岩MCフェースのリボルトは雨の予報のため中止になりました。
次回実施予定は7月末から8月末の間に行われる予定です。
次回実施日が確定次第お知らせします。
備中・帝釈・勝山のクライミング情報
関西岩場環境整備ネット(KINet)により4月21日(日)に行われる予定でした
兵庫県神戸市北区の不動岩MCフェースのリボルトは雨の予報のため中止になりました。
次回実施予定は7月末から8月末の間に行われる予定です。
次回実施日が確定次第お知らせします。
フリークライミング日本100岩場⑤中国・四国・九州増補改訂版で「ハニワの涙」は5.8から5.11aへとグレイドが一挙に6段階も特進した。
私が最初に「ハニワの涙」を目にしたのは今から10年程前だったと思う。
イレブンも登れない時に5.8とのグレイドに、これなら登れると思いルートを観た途端『これは無理!』と拒否反応を起こした。
それから何度2ルンゼに通ったかしれないが、「ハニワの涙」を横目に見ながら5.8はありえんやろ…
と思い続けて来た。
2ルンゼはコルネが発達していて「ハニワの涙」以外は全てのルートにコルネがある。
「ハニワの涙」はのっぺりとした垂壁に縦、横、斜めにクラックが走っていて一見顕著なホールドが見当たらない。
ルートの長さは約12m程でボルト数は4本。
そして4本のボルトが測ったように等間隔に設置されている。
登る前はええ加減なボルト位置なのではと思っていたが、先日登ってみると確かなクリップホールドがあった。
登った感想だが、備中開拓クライマー諸氏が5.8とのグレーディングは理解出来た。
備中常連の方ならお分かりだろうと思うが、備中でイレブン以下のグレーディングがホンマにええ加減なのだ。
例えば、岡山エリアには多くの5.8のルートがあるが5.10ノーマルでも厳しいし、杉田ロックの「フクちゃんのC 5.11c」は当初5.10cだった。
備中にあって異彩を放つ「ハニワの涙」はジム出身クライマーには途方もなく難しく感じるだろう。
ただ身長が175cm以上のクライマーには簡単に感じるかもしれない。
私は垂壁、細カチが好きなので楽しく登る事ができたお勧めのルートです。
ただし1ピン目が遠いので自信のないかたはプリクリップをお勧めします。
そして登られた方は感想をいただければ有難いです。
昨年の11月23日(水)に長屋坂の「カウントダウン 5.12a」をRPした。このルートに最初に取り付いたのが2006年1月28日だった。
それから実に5年10ヶ月の間に22日43便目でのRPだった。
何故これだけの日数がかかったのか、それは一応核心部と思われる個所のホールド特に右足の置く位置が皆目私には解らなかったからだ。
その間に私の目の前で何人ものクライマーがRPするのを眺めて来た。
何度も私には登れないと思いパートナーや友人に封印と言って来た。しかし長屋坂に行く度無視することが出来なく下から眺めたり他のクライマーの登りを見つめていた。
そして我慢し切れず何度か取り付いたもののやはり核心の右手カチが止められず失望と不甲斐無さに自己嫌悪に陥ることがしばしばだった。
そして昨年11月23日長屋坂にTO隊長と行ったとき、TO隊長の『諦めたらお終いです、RPするまで登り続けましょう』との言葉に登れなくても取りあえず取り付いてみようと楽な気持ちで取り付いた。
しかしやはり同じ結果だった、というより以前より悪くなっていた。
TO隊長に右手と左手の順序を聞いたら私は逆の出し方をしていた。
2便目に指摘された通りすると身体を上げることが出来、右手が一瞬だがカチを掴めた。
そして右足の位置さえ決まれば右手は止められると右足の置く位置を探したら今までフォールドとして認識していなかった親指の爪程の大きさのフットホールドが目に入った。
3便目そのフットホールドに右足を丁寧に置き、右手を飛ばしたらガッシリとカチを掴んでいた。
そしてとうとうRP出来た。
やっとやっと長年心の隅に棲みついたシコリが取れたような安堵感に包まれた。
それから丁度一ヶ月後の12月23日にこれも長年の宿題だったニューエリアの「時間よ止まれ5.12a」をRPした。このルートも5年かかった。
5年間に18日37便目でのRPだった。
【諦めない】クライミングだけでなく人生に於いて大事なことだと改めて認識させられた。